銀歯を白くした方がいい４つの理由
保険診療で使用される金属の歯科材料である銀歯は、費用が抑えられること、強度があることなどメリットもありますが、見た目が悪いことや金属アレルギーの原因となることなど、様々なデメリットもあります。
見た目が気になる銀歯を白くて体に優しい材料に替えた方が良い理由として、次のような4つのことが挙げられます。
金属アレルギーの発症を抑えるため
唾液により銀歯が金属イオン化し、それが体内に蓄積されることで、金属アレルギーの原因となる場合があります。
白い歯に替えることで金属アレルギーの心配がなくなります。
銀歯の下はむし歯になりやすいため
銀歯は劣化しやすいため、長期間使用していると隙間ができて、銀歯の下で二次カリエス（むし歯の再発）が起こる場合があります。白い歯に替えることで、できるだけ隙間なく、むし歯の再発も抑えることが可能です。
銀歯によって歯ぐきが黒くなる可能性があるため
銀歯が金属イオン化すると、歯茎の黒ずみを引き起こすことがあります。白い歯に替えることで、歯ぐきが黒ずむことがありません。
銀歯によるコンプレックスを解消するため
金属色が目立つ銀歯がお口の中にあると、「人前で口を開けて笑えない」などコンプレックスの原因となる場合があります。白い歯に替えることで、そうしたコンプレックスの解消に繋がります。
保険内で銀歯を白くする方法
コンポジットレジン
むし歯を削った部分にレジン（歯科用プラスチック）を充填して補う方法です。
小さなむし歯を削った時に使用されます。
レジンに特殊な光を照射して固めることで、白い色にすることができます。
硬質レジン前装冠
内側に金属（金銀パラジウム合金など）のフレームを使用し、表面にレジンを張り付ける方法です。
歯を白く見せることができますが、金属を使用しているので金属アレルギーのリスクがあります。
硬質レジンジャケット冠
被せ物（クラウン）全体をレジンで作製したものです。
金属不使用なので金属アレルギーの心配がありません。
保険適用となるのは、前歯から数えて5番目の歯（第二小臼歯）までとなります。
ハイブリッドセラミックレジン冠
レジンとセラミックを混合した材料で作る被せ物です。
セラミックが使用されているので、硬質レジンジャケット冠より強度が高く、割れにくいです。
保険適用となるのは、前歯から数えて4・5・6番目の歯までとなります。
保険外で銀歯を白くする方法
ダイレクトボンディング
むし歯を削った部分や歯が欠けた部分などにコンポジットレジン（CR）を充填する方法です。
充填する材料に保険適用外のものを使用することで、天然歯に近い白さが出せるようになります。
セラミックスインレー
セラミックで作られた詰め物（インレー）です。
セラミックには天然歯と比べても遜色のない白さがあるので、自然な美しさに仕上がります。
ハイブリッドセラミックスインレー
セラミックとレジンを混ぜた材料で作る詰め物です。
セラミックインレーと比べると審美性が劣りますが、費用を抑えて白い歯が入れられます。
オールセラミックスクラウン
セラミックで作られた被せ物（クラウン）です。
金属不使用なので、金属アレルギーの心配がありません。
天然歯のような白さと透明感が再現できます。
メタルボンド
内側に金属フレーム（チタン、コバルトクロムなど）を使用して、表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。
耐久性が高いので奥歯にも使用できますが、金属を使用しているので金属アレルギーのリスクがあります。
ジルコニアクラウン
人工ダイヤモンドにも用いられる、ジルコニアで作られた被せ物です。
強度の高さが特徴で、奥歯やブリッジにも使用できます。
まわりの天然歯と比べても違和感のない審美性があります。
当院ではセレックを使用したセラミック治療に力を入れております。
